最近では桜の花も開花日を迎え、すっかり春めいてきた。
面接の合間に周辺を散歩する習性があるのだが、未だに足を運んだことのないエリアで新しい景色を見る度に、都内の広さを実感する。
確か首都圏で人口は1000万人いるのだったか。日本だけでもその10倍以上の人が住んでいて、世界を見れば更に70倍以上の人が住んでいると考えると、世界の広さはやばいわけで。
視野狭窄に陥っている時は歩いていろいろ見てみることが大事だよなと、そんなことを考えながらウロウロしていた。
世界は寛くて、自分の現在の認識などはとても狭いものでしかないはずだ。
しかし、10代の後半にはあったはずのその感覚が、アラサーになって、なかなかどうして忘れがちである。
歳を取ると傲慢になっていくということを知識として知ってはいても、気をつけるのは難しい。
働くようになると、お金をもらってるならプロフェッショナルですよね、わからないことありませんよね、みたいな風潮にやられてわかっているふりをしてしまいがちなのが、原因の一端であるのではないかと思ったり。
卑屈と謙虚は違う。
真に謙虚な振る舞いというのは、なかなかできていない気がする。