結論からいうと、コロナウイルスの症状の増加があるとすると、ルナルナのデータのなかにあらわれているはずである。
新型コロナウイルスにかかると、無症状も多いが、発熱や胸部CT画像に現れる。
さて、増加のトレンドを知るためには、いくつかの条件がある。
こういう条件を考えたとき、いちばん手軽なのは体温を測定することである。
ツイッターにはコロナに反応して、毎日検温してツイートするひとが出ているようだが、そうしたデータは平時のデータがないし、少ない。
だから、ふだんから体温を計っている基礎体温アプリ(ルナルナとか)のデータを(たぶん運営会社側が)使うことだ。
こうしたサービスは実際に、ヘルスケア研究において利用されている例がある。
https://project.nikkeibp.co.jp/behealth/atcl/feature/00004/012700141/
基礎体温は月経等の生理周期を推定するためのものとして女性が蓄積しているデータである。
だが、もちろん風邪やインフルエンザ等の症状で発熱していることもわかる。体温だからである。
月経周期を知るために集積されているものなので、コロナウイルス以前・以後での変化は他の手段よりも小さい。コロナが増えてるから基礎体温を計ろうってひとはいないだろう。
ルナルナで何がわかるかというと、月経周期を意識している女性のうち、新型コロナウイルスが問題になって以後、特徴的な発熱がどれだけ増えたかということだ。