2020-01-21

イカ帰宅、しよう

イカ帰宅とはイカを食べながら帰宅することだ。徒歩であることが限りなく望ましい。

イカ帰宅中に調達する。食べながら帰るのだから調理不要かつ様々な場所で買えるイカ、つまりさきイカあたりめ候補になる。

私は常にあたりめを選ぶ。

買う場所だが大抵の場合コンビニだ。スーパーリカショップで買うより割高ではあるが小袋ならば百数十円もあれば足りる。

買ったイカは封を切ってポケットに入れると手軽に取り出せて勝手がいい。特に冬の服装には手を突っ込んでおくためのゆったりとしたポケットがあり、一層都合がいい。

口の中にイカの味を満たしながら帰るのは想像よりもずっと幸福だ。

あたりめというとガシガシして顎が疲れるというイメージもつ人がいるかもしれないがこれは大抵の場合

あたりめとの時間的隔たりによって無根拠イメージが膨らんでいるだけだ。

実際に食べれば容易に分かることであるが口に入れて咀嚼しないでいても30秒もすれば口内の水分でふやけ、

ジューシーとまではいかないまでも容易に噛みしめられるようになる。そして改めて言うのも野暮だが噛むたびに旨い。

ただ旨いだけじゃなく思わぬ副産物もある。

あたりめの中には時折非常に細長いものがある。その場合一口で全体を含むことができず必然的に一部分が口から飛び出る形になる。

これが何か滑稽な感じがして多少愉快な気分になる。私としてはこれを利点と言いたいが、どう感じるかは個人差があるだろう。

他人にその姿を見られ、嘲笑されることを恐れるような自意識の強い人もいるだろう。

実のところ私は多少そういう意識があり、細長いのを食べるのに多少のためらいが生じたこともある。しかしすぐに克服した。

というのも真に嘲笑されることはないと確信たからだ。

何故なら口からイカが飛び出しているのを見た人は瞬間的には奇妙な印象を抱くに違いないが、

大抵の人はイカの旨さを知っているため、帰宅中に食べるのも十分もっともだとすぐに納得するからだ。

そうすれば嘲笑から嘲りの念が消え、微笑みが残る。

今のところイカ帰宅は無欠のように思える。是非試してみてほしい。

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