一見まともに生きてる。大学も出てるし、仕事もそれなりにこなして人並の稼ぎもある、結婚だってしてる。見た目だって別に悪かない。
でもそんな世間的な評価とは別に、俺はまともじゃない。大体女性関係だ。寝た女性とはキレイに終わった試しがない。
その人の全部を欲するか、あるいは何も要らないかの二択しかないからだ。全部が欲しくなれば手段を選ばず感情さえ自分のものにしたいし、何も要らないならセックスすら気まぐれになるからセフレさえ続けられない。ついでに女性と仲良くなると寝ちゃうから女友達すら持てない。
一度だけそんな俺の女版みたいな女性と関係を持ったこともある。強すぎる感情を抱かず、ただお互いのことが結構好きで、それ以上のことを求め合わない。そんな関係だったがそれもダメだった。精神的な共感が先にあったせいかちょっとした嘘が許せなかった。
人間誰しも欠けている部分はあると思うから、自分が特殊だとは思わない。でも俺は未だに自分に欠けているものが何かわからない。それがただ辛い。
もしかしたらこの欠けた部分を埋め合える人のことを運命の人と呼ぶのかもしれない。でも俺はもう歳を取りすぎていて、そんな夢を見られるのはアルコールの酩酊の中を漂っている間だけだ。白馬の王子様はバーの片隅に座っていないし、眠り姫は夜の街には居ない。
俺はここにいる。でもどこにも行けない。
酔って書いたの?
そのちょっとした「嘘」と思い込んでいる 思わせた?思われた?思わせられた?勘違い?な部分を綺麗にしないと、あなたは次に行けないんじゃないの。 相手を、あなたを、はめるた...
あーこれ浮気の詳細全部奥さんが知ってて、ある日突然慰謝料請求と三行半を叩きつけられるやつや。
妻も不倫癖持ちみたいな、同じ部分が欠けた相手の方がうまく行きそう。