2019-10-30

さびねこみーちゃん

はじめに

うちには、はなちゃんくーちゃんみーちゃんという3人のねこがいる。私は彼女たちの下僕である

初めは、はなちゃんが家にやってきた。はなちゃんは「シャーシャー」ねこであり、撫でるところか、触れさせてもくれない。

触れるばかりか、近寄ることさえできない。

寂しくないといったら強がりになる。精神的に、私はそんなに強くない。

そこで、くーちゃんをお迎えした。くーちゃんのかわいさといったらない。

筆舌に尽くしがたいので、語らずに私は漱石こころ」の先生のように、ただその美しさを祈って手紙を書き、届いたころにはこの世にいない作法を選ぶ。

それが下僕というものであろう。

みーちゃんのこと1

3人めにお迎えしたのが、表題さびねこみーちゃん」だ。

みーちゃんはとにかく、独占欲が強い。そして構ってちゃんである。態度だけならまだいいが、手(すなわち柔らかくて少し痛い爪)が出る。

いまも私の足元に香箱を構えて、たまにふくらはぎやひざの表裏に「むー」と喉を鳴らしながら爪を立てる。

私がしばしみーちゃんの尾てい部分をリズミカルに「とんとん」してあげると、収ま…らない。もっとやってくれとせがまれる。

かわいい

みーちゃんのこと2

みーちゃんは、譲渡から里子として預かってきた。

聞けば、二度三度と、里親さん宅から出戻ってきたらしい。

その理由はわからないでもない。人のことが好きすぎるのだ。

それでも、家に来てくれて初めのころからすると、ずいぶん落ち着いたように思う。

落ち着いたは落ち着いたのだが、私を独占しようとする気持ちが、しっかりと、前面に出てきたこともまた確かだ。

前には、「自分くーちゃんの次」という意識(?)も見られた。いまは同格か、それ以上のポジションだと自分では思っているだろう。

実に愛おしい。

さて

はいつも「くーちゃん」「くーちゃん」といっている。

が、みーちゃんがいなかったら、どんなに寂しかったろうと思う。

それだけを、言いに今日はここにやってきた。この次には、はなちゃんのことを書こうかと思う。にゃーん😺

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