2019-10-22

動物に優しい人はいい人」は本当か?

動物愛護団体には船で漁船に衝突するテロ組織もあるし、

日本でも野良猫にエサをやった奴が近所の人に注意され、

逆上して包丁で刺すというような事件が毎年のように起きている。

というか自分観測範囲で言うと動物嫌いの人の方がまともな比率は高く、

動物好きの人はたいていどこか頭のネジの外れたちょっと危ない人だった。

この「動物に優しい人はいい人」という思想が単なる日常井戸端会議なら

迷信かもね」で終わってもいいが、

困ったことに日本ではこれが前提である法律が作られている。

そう、動物愛護法だ。

その第一条を見ると、「国民の間に動物愛護する気風を招来し、生命尊重友愛及び平和の情操の涵養に資するとある

難しい言い回しをしてるが、ようするに「動物愛護をすれば国民は優しい人間になる」、だから法律動物虐待を罰すると言うことだ。

この理論を前提にして、愛護法では動物虐待禁止したり、動物の適切な取り扱いを決めたりしている。

もしもこの大前提が間違いならば、

どうして動物虐待者を罰していいのか、だいぶ正当性が危うくなってくる。

もしも動物愛護法に「優しい人間を作る」効果がないとすれば、

動物虐待する人は、何の法益も無い法律の為に不当に人権制限刑罰)されていることになる。

これは立法論の見地から差別見地からも到底許されることではないだろう。

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