逆上して包丁で刺すというような事件が毎年のように起きている。
というか自分の観測範囲で言うと動物嫌いの人の方がまともな比率は高く、
動物好きの人はたいていどこか頭のネジの外れたちょっと危ない人だった。
この「動物に優しい人はいい人」という思想が単なる日常の井戸端会議なら
「迷信かもね」で終わってもいいが、
その第一条を見ると、「国民の間に動物を愛護する気風を招来し、生命尊重、友愛及び平和の情操の涵養に資する」とある。
難しい言い回しをしてるが、ようするに「動物愛護をすれば国民は優しい人間になる」、だから法律で動物虐待を罰すると言うことだ。
この理論を前提にして、愛護法では動物虐待を禁止したり、動物の適切な取り扱いを決めたりしている。
もしもこの大前提が間違いならば、
どうして動物虐待者を罰していいのか、だいぶ正当性が危うくなってくる。