確かに日本には良くも悪くも忖度する文化があり、国に関係なくある程度「行間を読む」ことは生きていく上で必須である。
だから、理論的に矛盾した言葉を目にしても、本当はこう言いたいんだろう、と予測は容易にできる。
でも、それでも、これだけは納得がいかない。
もちろん、大便を便器から取り出して別のゴミ箱に捨てたり、持ち帰って捨てたりだとかが正しい使い方であるとは微塵も思わない。
だけれども、この言葉は「大便をトイレに流すこと」を明確に否定している。
このことは、日本国憲法9条の条文とその解釈に似ていると思う。
「陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない」とあり、「戦力」を明確に否定しているが、実際には自衛隊は存在しており、日本に不可欠な組織となっている。
だが、決定的に違う点は、憲法は国民投票でしか変えられないが、トイレの貼り紙は作成者の独断で自由に変えられるということである。
なのになぜ、あの矛盾の帝王のような貼り紙が連綿と受け継がれ、今日もまた新たなトイレに貼られようとしているのだろうか。
あの文言は今まで100回くらい見ただろうが、今でも見るたびに心の中で何か引っかかるものを感じる。
せめて、「トイレットペーパー以外の異物は流さないでください」等に変えようと考える人が、もう少し存在しても良いと思うのだが。
??? まさかトイレットペーパー以外にウンチも流してるの? 個室だから誰も見てないと思ってひどいなー 張り紙ちゃんと読んでるのに守らないとか極悪すぎでしょ
語の定義の問題のような気がする。 「もの」とは何を指し示すか?〇〇は「もの」と呼ばれるか? 大便(人間の排せつ物に限らない)が道に転がっていたとき、適切な代名詞は何か? ...