日本のテレビ・新聞などの「悪癖」は、「ストーリーを作ろうとする」ことではないかとおもう。
「与野党対立」「日韓関係悪化」等々、ストーリーを決めて、そこから情報を取捨選択して、報道する。
受け手としては、ストーリーに沿って読めるのでわかりやすいが、報道内容にバイアスはかかる。
バイアスが最悪の形で出て、「捏造」の域まで達したのが、福島原発事故についての朝日新聞の「吉田調書」事件。
引用される「調書」の内容と、記事の地の文がまったく整合しないという意味不明な誤報だった。
さて。
その悪癖を゙ハッグすることで、報道をコントロールすることが出来る。
「ストーリーを作りたがる」ということは、「ストーリーに乗らないものは報道したがらない」ということ。
つまり、ツッコまれたくない部分で、要約不可能な支離滅裂な説明をして、逆に、枝葉末節の部分で、わかりやすい部分を作れば、報道はそこに集中する。
狙い通り、肝心の部分は報道されない。
もちろん、メデイア側が「重要度の軸」を自分の中に持っていれば、こんな手は通じない。でも、見ていると、「ストーリーを作りたがる」本能の方が強いように見える。
おそらく、これをウマく使っているのは安倍政権。