何の咎もない人たちが標的になるような痛ましい事件がたくさんあって、蔓延する恐怖や不安の中で
「未来の自分が事件の加害者になってしまう可能性」を想像せずにはいられない
今生きている自分のどの部分を根拠にしたら、自分が中年や老人になっても社会に暴走しないと言い切れるのか
今の自分の何を以て、平穏無事に社会の中で埋没していけると断言できるのか
鬱ぎ込んでしまって寝食もまともにできなかったし
あれこれ言ってくる人たちが煩わしくて思わず手を出したこともあった
彼が何をしたというのか?どうして彼が死ななければならなかったのか?
勿論自然のことだからやり返す相手もいなくて、ただただやり場のない怒りだけ抱えていた
今はもう立ち直っているけれど、今回の事件で重なる部分があって
もともと事件の加害者がどういう人で、どういう動機だったのか知らないし、知ってもしょうがないとは思うが
そういう連鎖で人間は怒りや憎しみを押し付けあっていくしかないのだろうか?
耐えられないほどの憎しみを受け取ってしまったとしても
被害者になる自分は想像しないの?