2019-06-22

アイドルゲーのストーリーを読んでいて感じるモヤモヤについて

私は一年くらい前からアイドルゲーをやっている。

そのアイドルゲーはストーリーが売りらしく、とにかくストーリーボリュームがすごい。

毎月4つほど新しいストーリーが公開されるのだが、いくら職業であるとはいえこんなスパンストーリーを書き上げるライターさんはすごいなと思う。

さて、このアイドルゲーであるが、現在ライターが4人いるらしい。

インストリーは一貫して1人のライターが書き上げており、そのライター重要なサイドストリーも手がけている。

今回はそのライターの話をしたい。

私はこのゲームが好きだしキャラクターも好きだ。

だが、そのライターの話を読んでいるときだけなんだかモヤモヤすることが多いのだ。

このライター比喩を頻繁に使っている。多用も多用、本当に比喩だらけなのだ

それが良いとか悪いとか言いたいわけではなく、私がモヤモヤするのはその比喩理解しきれていないからだと思っていた。

まり、私の頭がライターさんの頭に追いついておらず書いていることが頭に入らないために話が理解できずモヤモヤしたのだろうと思ったのだ。

しか最近、そうではないのではないかと思いはじめた。

かに私の頭は悪いので話を理解できていないところも多いだろう。

けれども、レトリックガチガチに覆われた文章が、ストーリーから解離し一人歩きしてしまっているように思えるのだ。

わかりにくいな。例えを用いよう。このライターストーリーでは、

「AだからB、BだからC、よってAだからCである

ということを言うために比喩が用いられているのだ。

「AというのはXのようなものだ。XだからY、YだからZ。ZはCのようなものだ。よってAだからCである

というように。

しかしこれでは比喩として十分とは言えない。この比喩ストーリーに即したものであるためには、YがBのようなものである必要があるのだ。

それであるのに、このストーリーで用いられる比喩はYがBのようなものとなっていない。

レトリック上であれやこれやと話を進められた結果いつの間にかストーリーも進んでいるのだが、どうも釈然としない。

当たり前だ。レトリック上で進んだ話と本筋のストーリーとが噛み合っていないのだから

私はモヤモヤしたのはこれが原因なのだろうと思う。

描かれるテーマは良いと思うし、描かれるキャラクターも好きだ。

だけれども、レトリックが多すぎる。あまりにも多すぎる。浮いている。噛み合っていない。

しかし、一連のことを考えたのちにこう思ったりもする。

実は噛み合っていないわけではなくて単に私の頭が悪いだけなのかもしれない。

どうしようも悪くて、噛み合っているのに噛み合っていないように見えているのかもしれない。

そうかもしれない。そうであってほしい。

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