2019-06-06

執念

男は、自慰が好きである


これは、例えありとあらゆる電子機器地球から無くなっても変わらない真実である



僕は、自慰の行い過ぎで陰茎に大きい瘡蓋が出来ていた。何回か擦り傷は作ったことはあるが、ここまで大きい瘡蓋は初めてだった。

この忌々しい傷のせいで、好きなことが出来なくなっていた。



突然だが、このようなことを聞いたことはないだろうか。


「真の苦痛は、自分から自慰を禁ずることではなく、自慰を禁じられることである。」



自分がつけた傷に自慰を禁じられる苦痛は、とても言葉に表せられるようなものではない。

僕は、情けなかった。悔しかった。


そして、決意した。



「俺は、俺の意思で、俺の好きなとき自慰をする」



PCの画面にエロコンテンツを表示し、四回往復運動を行った。傷が疼く。

負けじと往復運動を続けた。すると、どうだろうか。





血が出てきた。



人生で初めて陰茎から血が出た。かなり焦った。流石にやめようかと思った。でも、手が止まらなかった。


俺は、負けたくなかったんだ。




ーーーー傷をカバーすれば大丈夫だ。


頭に妙案が過ぎった僕は、絆創膏を貼った。

人生で初めて陰茎に絆創膏を貼った。


その姿は、「阿呆」そのものだった。


自分の陰茎に絆創膏をせっせこと貼る姿は、とても滑稽なものであったと思う。

涙が止まらなかった。



僕は、急に心に靄がかかった。



これを付けて、陰茎に何かしらの影響が無いのか…?



そして、検索エンジン入力バーにこう打ち込んだのだ。




ちんこ 絆創膏



生きてて約二十年。こんな間抜け単語の羅列を自分意思入力したのは初めてだった。

視界が滲む。僕は何で生きているのか。本当に分からなくなってしまった。


絆創膏貼ること自体特に問題は無いらしいので、このまま続行することにした。



手を動かす。

絆創膏に血が滲む。

絶対にやり遂げるーーーその一心で手を動かし続けた。

そう、それは、言うなればスポーツのようなものだった。



擦れた部分が痛む。





時が止まる。

























"ク"るーー







………



僕は今、悪化した傷を刺激しないように自らを抑えながらこれを綴っている。

少し身体を動かしただけで傷が痛む。最悪である

2019-06-06 00:01

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