漫画を読めば何かしら不愉快な表現の一つや二つはあるものだけど、
そこで「不愉快だなーつまんねー」で終わらせずに、
「不愉快だから絶対に目にしたくない」までいってしまっているのが現状。
「処女厨」が非処女のヒロインに激怒してクレームを入れるのも、
「観察者羞恥」とか言って無能なキャラの失敗を排除しようとするのも、
「検索避け」が不十分だと学級会でつるしあげられるのも、
ぜんぶ繋がってる。
「私は嫌いなものを見たくない」というのが
「おまえらには私が嫌いなものを私に見せない義務がある」になってしまっている。
フィクションに限らない。
はてブだと「特定サイトをNGにしたい」と要望するヤツがやたら増えた。
あのユーザーのツイートが流れてくるからTwitterは使えない。
そんな文句ばっかりだ。
その快楽に染まってしまって余計に忍耐が薄れているのだと思う。
不毛すぎるんだよ。
排他的な人ほど弱者の権利を主張するのはなんでなんだろ。 共生という言葉とどんどんかけ離れてきているような。