おもしろいオーディオコメンタリーって良いよね。
さて、元増田の興味からは完全に外れると思うが、俺はジェームズ・マンゴールドの監督作をチョイスしたい。
オーディオ・コメンタリーは製作秘話を話すのが定番なんだけど、
彼の場合は、ハリウッドにおける一般的な映画作りから、プロデューサーである奥さんとの付き合い方まで、手広く話してくれる。
いまは監督だけでなくプロデューサーとしても活躍してるんだけど、その才能の片鱗は初期作品のコメンタリーからも十分うかがえるってわけだ。
で、記憶がかなりあいまいなんだが・・・、特に印象に残ってるのは上映前テストの話かな。
ハリウッドだと、映画が完成してから上映する前に、観客の感情がどれくらい動くのかを色んな方法でテストするらしい
テストの例としては、被験者に映像を見てもらって視線の動きを分析するとか。ディストピア映画でよく見るアレ。
その話を聞いて、やっぱハリウッドってすっげー工場生産的に作られてるんだなって感心した。
マンゴールドさんはやや否定的なニュアンスで話していて、いろいろ嫌な思いもしたのでしょう。
もしかすると、「数値が悪いから編集をこう変えろ」とか指示が飛ぶのかもね。作家主義には大変な制度だわ。