猫伝染生腹膜炎は詳細がわかっていない頃についた日本語名で、実際には伝染性はありません。
通常は無症状かあっても下痢程度の症状のコロナウィルスが猫の体内で何らかの原因により強毒株に変異することで発症すると考えられています。
子猫などの若齢での発症がほとんどですが、高齢猫でも罹患することがあります。
ただ、病態としては血管炎であり、その炎症を抑えるためにステロイド剤などの抗炎症薬を使用することで一時的に状態が改善します。
それもいずれ効かなくなりますが、一時的にでも症状が改善して元気な時間を持てるのは、猫にとっても飼い主さまにとっても有意義な時間になると信じて我々獣医師は治療薬を処方します。
その年齢まで大事にしてきた猫が具合が悪くなって、動物病院に連れて行って治療を継続しているあなたは間違いなく良い飼い主で、この子が幸せであることに間違いありません。
延命のためのみに生きるのが辛い状態をいたずらに引き延ばすのは良くないと思います。
しかし、例え完治しなくても、一時的だとしても良い状態を作ってあげられるのであれば対症治療にも意味があると思います。
ペットはもし長生きしても飼い主よりも先になくなります。一生を全てみとってあげられるということもペットを飼育する素晴らしさのひとつだと思います。
飼い猫で一番最初に来た兄妹のうち妹のほうが猫伝染性腹膜炎になってしまった 1月半ばからずっと具合が悪かったが、当初は鉄欠乏性貧血と言われていた。 鉄剤や補液をしてなんとか...
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FIPとのこと、俺も猫と暮しているので、他人事でなく大変だと思う。猫の病気を知らん人の為にリンクを出しておくが、FIV感染症(いわゆるネコエイズ)と並んで知られる、有効な治療...
アメリカのほうで治療薬の成果が出たというのは聞いたがかなり高額でまず実用的ではないんだよな https://www.konekono-heya.com/news/2017/december/17.html 大体値段が3000万ほどするらしい。 面倒...