何かの授業で「人に勧めたいモノ」というテーマでプレゼンをすることになりました。
みんなが無難に発表をこなして順調に授業は進み、最後にその人の順番が回ってきました。
前に立っただけで足が震えていて「あぁ人見知りなんだな」と思いながら見ていました。
だから、「取りを務めさせていただきます」と震えながら話を始めた時は困惑しました。
緊張しいなのに、自分から緊張するようなことをなぜ言うのだろう。
しかもテーマに選んだものはボカロか何かで、とても攻めている内容でした。
そこからさらに追い込まれていき、最後はよく無事に発表を終えたという状況でした。
彼女は理想に向かって止まれない人なんだなと思いました。やりたいことに理由をつけて諦めない。
趣味は創作全般で、動画編集、漫画、編曲あたりもできるそうです。小説については聞いたことがないですが、たぶんできると見ています。
学生の時に関わった経験は指で数えるほどですが、まっすぐな生き方に憧れに似た思いを持ちました。
お互いが社会人になってから、会った時には同じ職業についていました。
性格も嗜好も似ているので、落ち着くところに落ち着いたように感じます。
しかし、いつでもその人のほうが半歩ほど先にいます。技術的、感性的にもそうなので、いつもこちらが追いかけています。
それはそんなに悪い気分ではありません。
彼女はいまだに止まっていないようです。持てる時間をすべて前に進むことにかけていると話していました。
まだ人生は半分にも達していないと考えるような年齢ですが、最後の姿を望んでみたいというのが今の願いです。
まっすぐ走り続けてゴールに達するのか、あるいは折れてしまうのか。
記録するんだ彼女の全てを書き留めろあなたは彼女を徹底的に研究するんだそうすればすばらしいことが起こるそれは何か1回の人生で2人分の生きざまを知ることができるんだそうして未...