2018-08-17

VTuber失望論の滑稽さ

バーチャルユーチューバー(VTuber)のブームが落ち着きつつある。

最近だとGREEVTuber関連の大きめの事業を展開したりしていて、まだまだ金のにおいはするみたいだが、

ともあれネット文化としての勢いは確実に落ちてきた。

で、落ち着いてくると、「あれだけ新しい文化みたいに喧伝しておいてそれだけかよ」という

VTuber失望論みたいなものTwitterや5chで散見されるようになった。

彼らの多くは元VTuberファンで、自分の期待を裏切られたのが気に食わないようだ。

かにブーム初期の、

これは全く斬新で、VRが充実した今だからできる最先端文化で、VRから世界の縛りにとらわれず何でもできちゃう!!

というのじゃおじことねこますあたりの文言を真に受けてしまうと、

現在生主主体で、機材は貧弱で、VRらしさなんてみじんもないVTuber界隈は失望ものだろう。

でも、そんなこと、目に見えてただろう。

VTuberが注目されたのが「ガワを被ればアニメキャラのように振る舞え、扱われる」点だった時点で、こうなるのは決定事項だった。

シロ・アカリキズナアイキャラビジネスモデルに注目したし、ねこますはこの辺とは全く無関係モチベーションから動画を上げていたので、

四天王とか言われている時期は今の兆候は表れなかったけれど。

でも世間の印象は完全に「ガワを被って人気者!」で、生主が興味を持つには十分だったし、視聴者側もそれを受け入れる土壌が出来上がっていた。

まりVTuberがやたら注目され期待された時、この時に界隈の将来が定まった。

VTuberが新しい文化だなんて感じたのはブームの波に乗ってやってきた人たちだろうが、

その時期からレールの上を走ってるだけのVTuber界を見て「こんなはずじゃない!」と嘆くのはちょっと滑稽に感じる。

  • VTuberの革新的な部分ってキャラクターと双方向性を両立させたところだと思うんだよな コメントやファンアートにキャラクター本人が反応してくれる可能性があるのが新しい 技術に期待...

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