オリンピック、サッカーW杯、高校野球。そういった「報道がそればかり」「応援しよう」というイベントが開催されると、ことさらに「興味がない」「無理矢理応援させられているようで苦しい」などと言われる方々がいる。
僕はこれらのスポーツイベントが好きだ。
しかしそういう方々もいらっしゃるだろうし、そう思うこと、その意見を発表されることは個人の自由だと思う。
ただ、そういった方々は少数派の問題(LGBT、夫婦別姓問題、環境問題など)になると、とたんに「これは全国民において理解が必要である」「この問題についてこのような認識はありえない」などと、「圧力」をかけてくる割合が高いと思う。
そこにおいて「興味がない」という発言は、嘆かわしいものであり、先進国に住む国民としてありえないことであり、知性や道徳心の欠如であるかのごとく言われることもある。
別にオリンピックを見なくても、サッカーが嫌いでも、そこまで言わないよ、と思ってしまう。「あ、そう」という程度。
なのになぜ…と思ってしまう。
もちろん、それらは政治的な問題であり、単なるスポーツイベントとは一線を画すものである。それは確かなのだけど、いざ少数派の問題に興味を持っていて、その方の発言を追っていたときに自分の好きなスポーツイベントをわざわざ「興味がない」「興味を持つ人の気持ちがわからない」と言われると、反感を覚えてしまうし、なんとなくそういう問題は放っておこうかな、となってしまう。少数派の問題だから、当事者でない人間にとっては放置しておいても支障はないから。
だからと言って発言するべきではない、と述べているわけではない。ただ僕はそう感じると述べているだけで。単純に違和感があるだけだ。