2018-06-10

虐待事件で怒りを表明することで露わになる偽善

通常の、子供殺害された事件では、マスコミは残された親・保護者インタビューを流し、我々は被害者とその家族に深く同情し、犯人に強い怒りを表明する。残された家族と一体となって犯人に怒る。

虐待事件場合、親・保護者加害者であり、残された家族インタビューマスコミ取材放送することはほとんどない。被害者に同情はするが、怒りの共有元となる家族はいない。それでも怒らなねばならぬと怒ろうとするから、その怒りもとっちらかったものとなる。事件前には、虐待問題児童相談所問題里親養子問題も考えたことのない人達ばかりなのだから当然だ。

無責任に怒る連中に「だったらあなたたちが引き取って育ててあげればよかったのに」と言うと黙りこんでしまう。テレビワイドショー高収入タレントたちは「私なら引き取って育て上げられたのに」とは絶対に言わない。「自分の子供は自分が育てるのが当然」「他人の子供は育てたくない」という意識があるからだが、こんな現状では絶対に不幸に育つ人間はなくならない。

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん