少し前に「憲法は国家権力を縛るためのものだから、国民を縛る条文を入れる改憲案はクソ」って意見をよく見かけた。
って言うと「あれは努力規定だから…」とか「具体的なことは別の法律で定めてるから…」とか言い訳を始める。
努力規定だからって蔑ろにしていいわけはないし、具体論を他に投げてる条文なんて他にも山ほどあるだろう。
どちらにせよ一つの条文として憲法に「義務」と明記されていることに変わりはないだろう。
憲法を勝手に都合よく解釈してるのはお前らの方じゃねーかと言いたい。
「憲法には国家権力を縛る条文と国民を縛る条文の両方がある」という当たり前のことをなぜ認められないのか…。
というか「憲法に国民を縛る条文を入れてはいけない」というルールがあるとしたら、それは憲法の上位ルールということであり、憲法以上に議論と明文化が必要である。
が、当然ながらそんな法律はないし全国民の間で議論をしたこともない。
じゃあ何を根拠に言ってるのかと思えば「学者がそう言ってるから…」。