相撲は太古の昔より神様に奉納するために行われてきた、ということと相撲の女人禁制の議論が行われている。そこで、日本の神様の歴史を考えてみた。
縄文時代以前は狩猟時代であったので、大きな集落が形成されることはほとんどなかった。各集落の長は、部族の長たる酋長と呼ばれていた。この時点ではまだ神様は発明されていない。
温暖な気候の下、採取される木の実などが多かった時代の後、地球全体で寒冷化が始まる。寒冷化によって狩猟が出来なくなり、日本人は「農耕」を始める。農耕を始めたことによって食糧生産量が増え、人口が増え始める。狩猟と違って、農耕社会ではその地に定住することが基本となる。
農耕社会になると、各集落同士の争い・戦争が激しくなる。狩猟時代であれば、どちらかの部族が他に移動すれば争いは回避できるが、定住が基本となる農耕社会においてはすぐに戦争になってしまう。その過程で、定住する集落を守るための武人の階級が出現する。この武人階級が集落の中で次第に力を付けていき、王の誕生=国家の誕生とつながる。
武力や財力のある農耕国家は周辺の集落を併合していく。戦争によって領地を広げていく過程において、部族の崇める神が、平和の神から、軍事をつかさどる軍神へ変化していく。
弥生時代から古墳時代にかけて、西日本(九州~近畿地方)において、広域を統一していた部族国家が「ヤマト王権」を名乗る。王権を統一していた王=神は天皇を名乗る。
日本の太古神道には、失われたユダヤ教の秘儀が伝承されていたようだ。 しかし、現代では、神道とユダヤ教はお互いに理解できなくなっている。 グレートジャーニー 遥か昔、原始...