人間性っていうのは「相手を人間だと捉えてコミュニケーションできること」だと考えてみたのだけど、この定義でいうと自分には全く人間性が無い。
自分自身も確固とした理性や感情変化の基準を持って生きているわけではないのに、いざ相手とコミュニケーションを取ろうとすると
「相手はおおまかにどういう性格か」「何を言ったらどれくらいプラス(マイナス)の反応があるか」「こういう状況のときにどのように考えるか」というのを逐一自分の中の論理に当てはめて、いわば計算ずくで動こうとしてしまう。
そこそこ観察力と観察経験があるもんだから大きく外れはしないんだけど、相手にとって「この人は自分を数値で考えてるんだな」って印象を持たれてしまうのか、その場その場の些細な変化を読み取ることを放棄してるように感じられるのか、なんだかんだ他人といい関係を築けずに終わる。
会話というか、プログラムのデバッグに近いんだ。デバッグされてる方はいい気がしないだろう。いざ相手の立場になってどういう印象を持つか考えてみると、「頭でっかちなんだな」って感じてしまうと思う。
わりとどうでもいい人たち相手には何も考えず動物的な反応で適当に話をしてるのだけど、そういう相手に限っていい関係を築けてしまうもんだから、そこそこ的を得た認識だと思っている。おかげで仕事は順調だが、プライベートの人間関係はお察し。
結構前から自覚してるとはいえ、そこから数年経ってもこの癖は直りそうにないので、自分に対してやれやれって感じだ。どうしたもんかな...