模試でD判E判を連発していた国立医学部に推薦で受かってしまった。
あえて国立医学部とまで書いたのは、普通国立医学部の推薦では順当に頭のいい人が受かるものだから。推薦で受かった人は大抵一般でも受かると言われている。
しかし、一般で受からないような人間である自分がなんの因果か受かってしまった。
正直嬉しい気持ちはとても大きい。でも、それ以上に不安が大きい。
未来の同期は自分よりずっと頭がいいに違いない。自分より頭のいい高校の医学部志望の同級生は、自分とは違う大学の推薦を受けて落ちてしまい、今頃必至にセンター対策をしているに違いない。
それに対して自分は、センター試験を受けねばならないから課題として与えられた問題集をしてはいるものの、点数は下がっていくばかり。基礎がどんどん抜けていくのだから当然である。
もう受かっているから頑張ろうという情熱も湧かない。大学に入ってからの為に先取り勉強をする気もない。後ですればいいじゃないか、と考えてしまう。こんなところでだらだらと文章を打っているのが、やる気のない証拠だ。
大学に合格するということは大学側が選んでくれたということだから、自分にはその学科で学ぶ素養があるとみなしていいのかもしれない。しかし、一度こんなにだらけてしまった人間が、その後懸命に努力して人の命を預かる仕事ができるのだろうか。
不安は大きい。でもだらだらとスマホを離せない自分がいる。そしてその不安を意味も無く文章にしている今。
明日から頑張ろう。頑張る同級生に失礼だ。でもそう思うことすら失礼なのかもしれない。受かったからには遊んでもいいのかもしれない。そう自分に甘い自分がいる。
医学部なんて暗記ばっかなんだからへーきへーき
地域枠ならよくあることなんでは
それでいいんだよ。推薦受かったやつは「お先に~」って言って楽しく過ごしておけばいいんだ。