恋する夢を見た。
何故か綾瀬はるかはデパートの社員らしく、何故デパートの社員がうちの会社の飲み会に参加しているのか分からないのだがとにかくそこにはデパートの社員である綾瀬はるかがいた。
現実世界では特に綾瀬はるかのファンという事は無いのだが、夢の中で俺は綾瀬はるかの事が好きだった。
そりゃあんな美人がニコニコして会社の飲み会にいたら好きにならずにはいられない。
で、飲み会が進む内に綾瀬はるかの方も俺に好意を持っている事が分かってきた。
それは「もしかすると」という希望的観測から確信に変るほどハッキリと感じる事ができた。
自分が好意を寄せている相手も自分に好意を持っていると分かった時の幸せな感覚、心踊る感覚の素晴らしさを分かってくれる人は多いと思う。
俺はあの時の感覚がとても好きだ。実際に告白してOKをもらった時の喜びより好きだ。
あの細胞が震えるような感覚に全身を包まれて、幸せな気持ちで目が覚めた。
夢の中なのにキスも手をつなぐ事も無かったのは今考えると残念だが、二人の間に流れるあの濃密な空気、周りから隔絶された二人だけの空間、これから好きな人と付き合う事が出来ると確信した時の飛び上がりたいほどの嬉しさを感じる事が出来て大きな幸せを感じた。
前の彼女と別れてもう1年近く経つ。
今は自分のキャリアに大切な時期だと言い聞かせて仕事や勉強を頑張ってきたが、それは恋する事から逃げる口実だったのかもしれない。
心が枯れてしまう前に恋をしよう。