ヒノテルの件、「教師役」であるヒノテルが、「生徒」に暴力をふるったとみると普通に大問題ではあるが、
ヒノテルもくだんの中学生も、同じ舞台上の「一つの音楽を作る仲間」だと考えると、
作り上げる過程における仲間内の軋轢、という文脈で読むこともできる。バンドメンバー同士の喧嘩的な
一方で、元ミュージシャン・現音楽教室講師という立場からでは、前者の(教育の場において)の文脈で読む方が自然だろう。
報道によると、くだんの中学生も反省し、これであのイベントが亡くなるのは寂しいと言っているようなので。
そもそも前者で考えるなら、教員免許がない(または学生を教える訓練を行っていない)ヒノテルに仕切らせた奴が悪いとなるし、
じゃあ教員免許を持ってて忍耐強い人間に指揮をとらせれば、となるなら、そんな硬直的な考え方で音楽教育の課外カリキュラムを運営する意味が余りあるとは思えない。
将来、くだんのドラマー中学生はプロになって、よぼよぼのヒノテルとセッション、この事件を「つかみ」用の笑い話にするエンドがいいな。