テレビで今「超問!真実か?ウソか?」という番組をやっている。
○×クイズには難点がある。悪魔の証明に引っかかるクイズはそれだけで答えが分かってしまうのだ。
例えば今日の放送では「水中で泳ぐこいのぼりもある。○か×か?」「かくれんぼの世界大会がある。○か×か?」がそれにあたる。
仮に×だとすると、テレビスタッフは「存在しないことを証明した」ということになる。
日本全国世界全国、公式非公式問わず、絶っっっ対に存在しないことを断言する……そんなことは不可能だ。
こういった内容の場合、実際に存在するからこそクイズとして放送できるのである。つまり「○」しか有り得ない。
さらに言うと、全体としてバランスを取るために、悪魔の証明"ではない"問題は「×」となる確率が高くなる。
今日の放送だと「万華鏡は日本発祥である。○か×か?」などがそれにあたる。答えは×だ。
本筋とは関係ないところで答えが分かってしまわないよう、スタッフには配慮してほしいのだが、きっと難しいのだろう。
そういえば昔、高校生クイズの第一問でも同じ悪魔の証明的な○×クイズがあった。
「水に浮かぶ硬貨は日本の一円玉だけである。○か×か?」というものだ。