真面目に答えず、出来る限り嘘と虚構を織り交ぜて答えていきたい。
いい質問だ。
私がイレギュラーの反論材料としての有用性についてナンセンスだと判断するときというのは、テーマの趣旨を基本的には「蓋然性」で考えている事柄のときだ。
「可能性」との違いを厳密に説明することは難しい概念なのだが、噛み砕いていうならばある程度は確実性があると思える事柄について使われる。
例えば、「競争率の高い、1名のみの抽選に自分が当選すること」は“可能性としてはある”が、“かなり低い確率”ということは分かるだろう?
つまり、「可能性」で考えられることはあっても、「蓋然性」では考えられないということだ。
その時の質問のお題はよく覚えていないが、蓋然性で考えているときに可能性レベルのものを考慮しても仕方がない、本筋からズレると考えているので「イレギュラーは反論材料として弱い」と回答したんじゃないかな。
統計学とかでも、かなりの低確率で起こりうるものに関しては、ないものとして扱われる場合があるしな。
……いや、その回答を書いてからそれなりの時が経っているので、本当はどういうつもりかだったのかは、その時の私にしか分からんよ。