俺ははてなー
はてなーだけでは食べていけないので日銭を稼ぐために世を忍ぶ仮の姿として医者をしている。
先日、年に一度の学会に行ってきた。土日二日間缶詰めになってお勉強してきた。
医者の学会ってイメージ湧かないと思うけど、会場内のいくつかの部屋で同時進行的に発表が行われている。参加者はプログラムを見て、自分が聞きたい発表を聞きに行く。発表内容は大きく分けて、自分が治療した珍しい病気の患者さんについて発表する「症例報告」と、その分野の最新の情報をまとめて話す「セミナー」形式の2種類がある。症例報告は主に若手の医師がやる。質疑応答でベテランの医師から突っ込まれて苦労するのだけど、これはみなが通るべき道。
一方のセミナー形式の発表は主に基幹病院の部長や大学病院の講師レベル以上の功なり名を遂げた医師たちが担当して大体30分くらいの講演をする。自分の場合はセミナー形式の発表を聞くことが多いんだけど、今回あるセミナーでスライド中にいらすとやのイラストを多用している先生がいた。重鎮クラスの医師が発表しているので、スライド内容にも自由度があるのだ。若手の医師がスライドでいらすとやを使ったりしたら上司から大目玉を喰らうだろう。
いらすとやには医療関係のイラストも多くあるから使いやすいと言うのはあると思うけど、まさか医学界にまで侵食してくるとは驚いた。
今度自分も発表で使って見ようと思った。
世界的ですもんね 乗るしかない このビッグウェーブに