2016-08-11

ノンケ専のゲイアウティングしか防げない

例の件、アウティングをした人が叩かれてるけども、彼の苦悩や恐怖は十分理解できる。

そもそもノンケ専がゲイであることを周囲に隠してノンケアプローチするというのが、卑怯なわけだよね。

だって世の中、異性と同性ってのは各所で扱いが違うけども、それはやっぱり性愛があるからでしょ。

例えばさ、ゼミだったらゼミ旅行とかあるけど、ノンケ専のゲイと同室になったらどうする?って話だよ。

これが異性同士だったら、大規模な雑魚寝みたいなのは別にして、同室にならないような配慮がされる

わけだけど、性癖を隠してるゲイは単なる同性扱いになっちゃうわけでしょ。困るよね。

風呂もさあ、どうする?「皆で入るか!」って流れになっちゃったら。自分のことが好きなゲイがいるのにさ。

ゲイ専のゲイだったら、まあ同性が好きでも関係ないみたいなところはあるけど、ノンケであることが

分かってて告白してくるゲイなんでしょ。恐怖でしかないよね。

で、そういう場面は至るところにあるでしょ。「食事に行こうぜ!」って言われたとして、ただのゼミ仲間と

自分の事が好きなノンケ専のゲイでは違うでしょ。前者はただの人付き合いで、後者デートのお誘いでしょ。

でも、アプローチをかけられてる人にしか、その違いがわからないんだよ。ゲイゲイを隠してるから

ターゲットにされた側はもうアウティングしかないんだよ。アウティングしか逃れられない。

例の件で「なぜ不特定多数にばらしたんだ!」と怒ってる人がいたけど、不特定多数なんかにばらしてないよね。

彼はTwitterFacebookアウティングしたんじゃないよ。ゼミグループラインという極めてクローズド

場でばらしただけ。そこがアプローチの主戦場だったんでしょ。だからこそ、そこでアウティングする必要があった。

他人面白おかしく吹聴するだけなら、適当個人情報をぼかしてネットにでも書けばいいだけなんだけど、

ノンケ専にターゲットにされてる彼はそれじゃあ救われないわけよ。

身近な人に、ゲイに狙われてるということを明らかにして初めて、状況が可視化され助けを求められるわけよ。

彼は被害者だよ。僕は被害者は叩けない。

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