どこのサイトから辿ったかわからないが、婚活の注意点を纏めたエントリ(*)を見て、まーた恋愛至上主義者かよwと草生やしたのだけど、その婚活ブログを読んでいくと「特に好きでは無いが結婚した」という主旨で書かれているところに興味を持った(大なり小なり、好きだから結婚するものだと思ってた)。しかし、一通り読んでみても結婚する意味とそのメリットは理解できなかった。
(*) http://b.hatena.ne.jp/entry/ameblo.jp/konkatsu-zidai/entry-10322380711.html
生きるため、ならばわからなくはない。一人で暮らしていける安定した収入と雇用の確保がなされなければ、意に沿わない相手でも割り切るのも必要なんだと諦めも付く。
しかし(未来のことは分からないが)終身雇用の庇護を受け続けられるなら、一人でも暮らしていけるなら一体結婚する意味とは何なんだ。件のブログでは(男性の)メリットについて、周囲が一人前と扱う、人間的に成長する、といった耳に聞こえの良い言葉を並べるが何れも精神的な充足であり、実利的には損をしているように見える。むしろ、親にうるさく言われ、特に好きでもない相手と騙し討ち的に結婚することになった自分に対する言い訳めいてすらいる。
会社でも社会でも、結婚して一人前とする風潮・空気があること自体は認める。結婚しないんじゃない、できないんだということはよくわかっているが、いい年した大人なら結婚しておけという価値観は何故消えないんだろう。