恐らくデザインをする際のポリシーというお話かと思われるので、そのお話を。デザインにはいくつかの流派のようなものがあります。当該作品は「ミニマル・デザイン」と呼ばれるものです。乱暴に言うと丸や四角や三角だけで様々なモチーフや抽象表現をするものをこう言います。佐野氏も恐らくこういうポリシーをもってデザインを進めたものと推察できます。
ただ、ミニマル・デザインだけがデザインではありませんので、様々なデザイン手法があり得ます。ラノベの装丁とかは大抵とてもポップですよね。あれはあれなりのデザインポリシーがあるわけです。ですから「ほぼ全てのデザイナー」が「ミニマル・デザイン」を推奨するわけでも、推し進めているわけでもありません。
これも本文に記載がある通り、「自己同一性」を求められる以上、オリジナル性は当然選考の基準となります。
この質問の意図が計りかねますが、似たデザインというのは、全ての制作物において発生する可能性を持っています。逆にもっと極端に単純な図案であったとしても、この世界に類似物が一切なければ、そこにオリジナリティはあります。しかし、ただの正方形や正三角形は著作物として認められません。そういうものはパブリックドメインというやつですね。ですから単純な図形はさらにそこに色彩やレイアウトという要素を盛り込んで著作物として成立させます。件の作品も、基本的には三角と四角と丸のレイアウトと色彩の展開ですよね。
まもなく四十路を迎えるWebクリエイティブ関連の仕事をしております。昨今、五輪関連でクリエイティブの問題が多々取りざたされているので、思うところをつらつらと書きます。 エン...
有識者の方にお尋ねしたいのですが、 デザインが万が一他のデザインと類似することはあるとしても、原案・修正と2度連続して「偶然」類似することはあるのでしょうか? しばしばこ...
>>デザインが万が一他のデザインと類似することはあるとしても、原案・修正と2度連続して「偶然」類似することはあるのでしょうか?<< 可能性は否定できない以上、あり得る...
丁寧な回答ありがとうございます。 ただ数点ほど新たな疑問も。 選考委員の人たちは、並べられた百数個のデザインを選ぶときに、類似性を議論したとは思えません。議論の対象とな...
作成者の思想 恐らくデザインをする際のポリシーというお話かと思われるので、そのお話を。デザインにはいくつかの流派のようなものがあります。当該作品は「ミニマル・デザイン...
デザイン天上界の人しか理解できませんので一般のかたはNG