2015-05-18

僕は日本が大好きだった。

高校生くらいまで、日本が大好きだった。

宮崎あおいちゃんは可愛し、食べ物は美味しいし、他の国では虚弱体質で間違いないはずの僕がお世辞にも細マッチョイケメンと言われるちょろい感じが好きだった。

メディアの作り上げる、海外日本人はこんなに尊敬されているという話を真に受け、日本人であることに誇りを持っていた。

マッチョで身体能力のすこぶる高い黒人に生まれてみたかったとか、身長がすこぶる高くて足が長くてカッコいい白人に生まれてみたかったと思うことはあったけど、劣化せずに少年期や少女期の容姿個体差はあるけど長い人では30近くまで維持できるカッコ可愛い日本人に生まれて良かったと思っていた。

大人になり、日本がそれほど好きではなくなった。

労働環境は最悪で一日3~4時間残業はあたりまえだし、有給はとれないし、同調圧力がすごいし、少子高齢化年金破綻してる上に経済活動は下ってるから明るくなる未来なんて見えないし、成長できないのに今の基盤を維持しようとして色んなところを削減削減で、売上は変わらないのに労働時間ばっかり増えるし、給料が上がらないくせに保険料とか消費税は上がり放題。あと老人の声ばかりでかい

大人には生きづらい国だったんだね。

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