2015-04-12

女性の魅力は静止画では分からない

普段接していて、可愛いなとか、素敵だなと思う女性でも、写真で見るとそれほど魅力的ではなかったりする。

身振り手振りや目の動き、声質とか喋り方というのが、その人の印象の大半を占めるように思う。遠目に見ている間はなんとも思わなかった相手でも、頻繁に会話をする仲になるにつれて、徐々に魅力的に思えてくるものだ。

昔、付き合っていた彼女と、紅葉で有名な観光地に行ったときのこと。通りすがりで頼まれて、年配のご夫婦記念撮影をした。僕らは写真に写ることをあまり好まなかったが、ご夫人に半ば押し切られるような形で、僕らのツーショットも撮って貰ったのだった。後で、その写真を見返してみると、僕も彼女も中々ブサイクな写りをしていて、悲しいような、面白いような、複雑な気持ちになった。普段、彼女のことは、どちらかというと可愛らしい子だと認識していたから、それと静止画とのギャップがとても印象的だった。

他にも、実年齢より随分若く思えていた年上の女性が、写真では歳相応の外見だと認識できたり、逆に、写真では大人びた感じのする中高生でも、実物は幼く見えたりするなど、静止画と実際の印象は結構かけ離れている。動画場合は、現実とのギャップは幾分小さいように思うので、これはやはり静止画特有のものだと感じる。

たぶん、マイナーアイドルとか、声優のファンの人は似たような感覚があるのではないかと思う。それなりに長く追いかけているからこそ見える魅力というものがあるのだからたかだか数枚の静止画を持ちだして、美人だブスだと論評すること自体的外れなのだ

女性に対する僕の美的感覚はこういうものから、好みのタイプを聞かれても困るんだけど……」

「そうやって小難しいことばっか考えてるから、いつまで経っても結婚相手が見つからないのよ」

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん