2015-04-05

ネット上のコンテンツ面白く無くなってきた

最近見かけるコンテンツの大半が10年以上前に出尽くしたネタの使い回しのように思える。

ネットとは疎遠だった層のユーザが続々と流入し、一昔前に流行ったネタ劣化コピーSNS拡散するだけで非常に多くの人に承認してもらえる時代になった。

その結果、他人コンテンツをパクって手軽に承認欲求を満たしたいというライトユーザ層が極めて厚くなったのだろう。

これは大多数のユーザにとって、手軽に満足感と依存性を味わえるシステムが構築されたともいえる。

おそらく、新規に参入してきたユーザにとっては、それなりにハッピー環境なのだと思う。

そもそも、一人の人間が一生の間に消費できるコンテンツの量は(非常に大きいが)有限である。したがって、ある程度までコンテンツの総量が増えてしまえば、コンテンツ新規性判別することすら極めて困難となる。

新規性判別が困難である上、新たなコンテンツを生み出すインセンティブが小さい社会がひとたび到来すれば、コンテンツの増加は非常に緩やかになり、再利用コンテンツ拡散速度にかき消される程度になるだろう。これから将来に渡ってコンテンツの異なり数が増え続ける必然性など存在しないということだ。

はいえ、今はまだ過渡期である。今やマイノリティとなりつつある古参ユーザたちは、「新たなコンテンツ」を求めてネット上を徘徊する「老害」となった。

近い将来、コンテンツの飽和が極限に達し、「新たなコンテンツ」や「老害」という概念が消え去る日が来るのかもしれない。

  • そもそも、一人の人間が一生の間に消費できるコンテンツの量は(非常に大きいが)有限である。 過去のネタをまとめたサイトが何回も何回もPV集めてるの見ると 「もう何一つ新しい...

  • ああ、それ歳取ったって世間ではいうんだよ。 若いうちはなんでも初めて触れるものだけど、 実際は同じようなものがほとんどなんだよ。 もうちょっと歳取ったら悟るから。

記事への反応(ブックマークコメント)

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