居酒屋。社長は大嶋啓介の影響を強く受けている方でとにかく前向き。元気いっぱい。ポジティブ。
「おつかれさまでした」は「お楽しみ様でした」言ったり
「これはまずいぞ」は「これはチャンスだ」と言う。
社内の朝礼(居酒屋だから夕方にやるけど)は「本気の朝礼」そのまんま。
どんなときでも大歓迎してくれるので、こちらもなかなか機嫌がよくなってしまう。
ただ、これは問題だろうと思うのは
「いつでもどんなときでも前向きに、仲間のために働く、ありがとうということばを頂くために生きている」
みたいのが、宗教みたいに浸透しすぎてる。
結果、サービス残業する人ほど素晴らしいみたいな雰囲気になってる。
社員はもちろんのこと、学生のアルバイトもシフトが入ってない日でも出勤してくる。
アルバイト「今日は人が少ないんじゃないかなと思って来てみました!」
社員「すばらしい!○○くんは仲間思いだね!!」
当然給与は出ないらしい。無償で助けるその心が素晴らしいから。ありがとうのことばはお金よりも尊い。
でもね、アルバイトさんたち顔色悪いんだわ。社員さんたちもっと顔色悪いんだわ。
ただし、それを心配して
「大丈夫ですか?」
なんて聞いたら彼らはパニックになる。
だって自分たちは前向きだから、ポジティブだから、元気いっぱいだから、ハッピーだから。
具合悪く見えるなんてそんなことあるわけないでしょう。
前述の通り、会社は非常に儲かっている。けれども、その利益は従業員には還元されない。
社長、その気持ちはわかります。わかりますが、その前に従業員の給与を上げましょう。
せめてその顔色の悪さに見合った金額をあげるように、もらうようにしましょうよ。