■http://anond.hatelabo.jp/20080101193026

革命で政権獲った組織が腐敗するとこまで

ヒーローアニメで描いたってのは

まあ雑な描写だけど、がんばったなあって思った

911テロ以降、ハリウッドがフィクションの中としても

テロのように勝利条件が不明な敵に対して

ヒーローがどう戦うのかってのを試行錯誤して

「ダークナイト」でひとつ方向性が見えたけど

今後、こういう小難しくてスッキリしない

ヒーロー物がしばらく流行るのかなあとか

ぼんやり思ってたら案の定でめんどくさい

そんなダークナイトよりグレンラガンは一年早くて

当時は、こういう開き直りがアメコミヒーローにも

欲しいよなあとか思ってた気がする

で、日本はその後311が来て

「199X年世界は滅亡した」北斗の拳みたいな

みんながぼんやり共有していた終末後の世界が

リアルに来ちゃって、終末後ヒーローを

どう描くかってのにみんな試行錯誤してる

進撃の巨人のどう転んでも人間が巨人から

世界を完全に取り戻すエンドにはならないオワタ感は

ちょうど時代に合ってたんだと思うし

母校が廃校になるのを戦車とかアイドルとかで

なんとかするってのも小さな終末後物語の類型として

テンプレになりつつある

増田もキルラキルブームで信者が薦めるんでグレンラガン見たけど

あんまりピンとこなかったのかもしれない

それ以前にあれをせせこましいと表現するなら

キルラキルもお気に召さなかったかもしれないけど

個人的にはキルラキルは、これは別に今やらなくてもいい物語

なんじゃないかなあという感じがして

グレンラガン見てた頃の

「そう、こういう開き直りが、今必要なんだよ！」

ってカタルシスがちょっとないなあ

まあ単なる想い出補正かもしれないし

キルラキルも十分楽しんでるつもりだけどね

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