その人は例えるなら地下アイドルみたいなもので、一部の熱心なファンのために、ディナーショーみたいなのを企画した。
イベントは、握手、ツーショット撮影、お客さんの座ってる会場をその方が歩きまわるなど、普通にファンイベントっぽいことをやった。
それで、twitterで感想を検索していたら、次のような感想にであって、考えこんでしまった。
「抽選で当たった一人だけが嬉しいみたいな、そういうのはファンイベントではどうしてもやめてほしかった。それ以外は楽しかった」
これはおそらく、会場から抽選で一名だけその場でハグしてもらえる!というコーナーのことだ。
なるほど、来ているのは熱心なファンばかりで、たとえゲームの一環とはいえ、見ている側は嫉妬で気が気でないだろう。
繊細チンピラ、ということもできるけど、ファンしかいない交流イベント、徹底して平等にするべきだった。
たとえば、ハグ一回よりも人数分のサイン入りカードをおみやげにするとか。人数的にも予算的にも可能だった。
そのほうが、イベントとしては地味かもだけど、お客さんひとりひとりが忘れられない思い出になったよな…と。
この中で抽選で一名だけ特別なご褒美がもらえる、というのは、ファンイベントではやってはいけない
たぶん当選者をのぞいたほとんどすべての人に、楽しい楽しいイベントに黒い感情を抱かせてしまう
それは結局、一見して会場が沸いていて、本人が楽しいというだけで、イベントとしては失敗なのだ
次回があったら、あの人たちは一瞬応募をしぶるかもしれないな…
この中から一人!というのは、不特定多数の興味のない人に、興味をもたせるのにいいプロモーションだと思う。
たとえば、リツイートした人のかかから一人にプレゼントあげるみたいなのね。
あるとすれば、なんか派手なことやってる企画側が楽しいだけ、みたいな