久々に、彼女が待ち合わせをしているところを見た。
前回見かけたのは、雪がしんしんと降っていたあの日だった。
2、3回は見かけただろうか。
次は本を読んでいないかなと思う。
秒速5cmのあの歌のまま。
いつも探してるよどこかに君の姿を〜
もとい、
いやいや、この心情はストーカー路線への転身ではないはずだ。
あの時の、『大人げない』笑顔が強制ネガポジになっただけであって。
人と待ち合わせがしたい。
振り返れば、寧々さんとはどんな待ち合わせをしたのか、
ヤバい、全く覚えてない。
毎週、月曜は日曜日が待ち遠しい。
でもそれは、デスマーチでない限り、待てば必ず来る待ち遠しさだ。
来ないかもしれない。いつ、会えるかわからない。
そういった不安を抱えた待ち合わせは、
死にたい。