それでも続けるのは自分の名を世界に残したいというただ一つの願いのため。
けれど、そろそろガタが外れてきたようだ。
ハイクオリティーのアニメ作品を作るのにもお金も人も技術もたくさんいる。
誰も彼もが望んでもいない緻密な労働制度とそれに見合わない待遇に苛立ちを感じている。
休日も返上して一つのアニメに生命を注ぎ込んでいるはずなのに、
生まれてくるわが子のように愛したアニメ作品が上の匙加減一つでゴミクズのように
葬り去られるともはや愛なんて感じてられない。
何をやっても返ってくるのは罵声と誹謗中傷。
賞賛は皆上が掻っ攫っていく。
正直言ってアニメに携わって欲しくない。