ずっと建設業に携わってきた
まぁ、会社の規模は超零細だったけど
機械や車両をバンバン揃え、しょっちゅうメーカーが営業に来ていた
んで、バブル崩壊の波が押し寄せてくる
元請けは次々と倒れ、あっという間に2500万近い金が未収となった
これが事の発端
それから景気は一段と悪くなり、仕事量、単価共に下落の一途をたどる
売上も極端なカーブを描いて右肩下がりになった
民間の工事がパタリと止まった
頼みの公共工事も単価の下落と、叩き合いで、殆ど利益は出ない状態だった
その度に借金は増えていった
のたうちまわった挙句、我社は廃業することになった
従業員には工期を詰めろと尻を叩き、
雀の涙ほどの利益を重ねて、少しは楽になったかと思うと、元請けが倒産したりして
数百万円の金が無くなっていく
それでも諦めずに、続けて見ても、やっぱり楽になった頃に元請けの倒産などで
代金の回収不能になる
そんな借金は、ミラクルでも起きない限り、返せるはずがないのだ
あー、馬鹿らしいったらありゃしない