国立大理系卒の心臓病患者。数千人に一人の心臓の奇形を持って生まれた。乳幼児の時に手術を受けて、完治して普通に仕事している。我々のような内部疾患は外から見ても分からないから健常者が気づかないだけで、日常生活に全く問題がなく一般人に混じって暮らしている先天性心疾患持ちはたくさんいる。あらゆる心臓病を含めると、人口の1%ぐらい。日常生活に支障がないので、障がい者手帳も持てない人や、持っていても権利を行使しない人は多い。
これほど健常者に近い所にいて、健常者と同じように暮らしていても、やはり長期的に考えると、自分は心臓が原因で死に至るリスクが健常者より遥かに高い。少なくとも、再開した原発が事故を起こして、その事故が原因で癌になって死ぬ確率よりは何桁も高いはずだ。健常者より健康リスクがずっと高くても、健常者と同じ税金を払って同じ待遇で暮らしている。「健常者よりリスクが高いから、埋め合わせをしろ」などと主張したことはない。
ところが、反原発の人は、我々が自分の病気で死ぬよりずっと小さな原発事故で死ぬリスクを絶対負いたくなくて、大騒ぎしている。はっきり言って、我々をバカにしているようにしか思えない。我々は先天的にリスクを背負って生まれて、それでも、健常者と同じ待遇で文句言わずに生きてるのに、あなた方は低リスクで健康な体を持って生まれていながら、その低リスクに満足せず、ほんの少しの追加リスクも負いたくなくて、自分が停電で死なないのをいいことに、病院で戦っている我々高リスク群の仲間たちに、さらに停電で死ぬリスクを負担させるのですか?
私には、反原発派は、金を持っていながら人の命を危険に晒してさらに儲けを貪る金の亡者と同じに見える。金がリスクに変わっただけ。世の中、リスクゼロじゃないんです。誰かがリスクを追わなきゃいけないし、みんな、それなりにリスクを負って暮らしてる。「リスクゼロじゃないと生きたくない」というのは、「金持ちに生まれなきゃ生きたくない」というのと同じぐらい、横暴だと思いますよ。
その疾患を、当時の医者がもんだいないですよーと言って、本人も納得してリスクとしてみていなくて、20年経って急に悪くなったら当時の医者のこと怒る? 同じで、原発反対派は安全...
ものすごい横だけど、理系の心臓病患者って不思議な言葉
私には、反原発派は、金を持っていながら人の命を危険に晒してさらに儲けを貪る金の亡者と同じに見える。金がリスクに変わっただけ。世の中、リスクゼロじゃないんです。誰かがリ...