2011-10-15

結婚つーものに対して、あんまり憧れがなかった。

小学生中学生の夢見がちな年齢のころからもう、結婚に対してだけはいっちょ前に冷めていた。

愛し愛される運命の人出会って恋愛結婚できるなんて、ほんの一握りのラッキーな人たちの特権だと思ってたから、

どこにでもいる凡人の自分は、いつか打算と妥協の末に、妥当な相手と見合い婚するんだろうなと思ってた。

でも別に見合い婚の結婚生活絶望しているわけでもなくて、

はじめはただの契約から始まった関係でも、うまくすればそのうち愛情が芽生えると楽観してた。

どんな相手でもしばらく一緒に入ればいいところが見つかったり情が湧いたりして、

いずれ愛が芽生えて、そこそこの幸せが得られるんだろうな~ってぼんやり思ってた。

大学院にいた時、私と結婚前提に付き合いたいって人に告白された。

なんだ正式な見合いじゃなくてもこれもある意味見合いみたいなもんだな、と思った。

相手の人となりは、好条件な所もあれば、気に入らない点もあって、良いところが少し上回るくらいだった。

もちろん、完璧にこちらの希望に合う相手なんているわけがない。

このくらいなら上等だなと思って、別にそんなに好きじゃなかったけど交際をはじめた。

付き合ううちに良いところが数えきれないほど見えてきて、最初出会った時ダメだと思ったところなんて全く気にならなくなった。

彼を心底大好きになって、彼と一緒に歩む以外の人生を全く考えられなくなった。

相手も私をますます私を愛してくれて、6年交際して籍を入れ、いま結婚3年目。

夫と出会えたことに、死ぬまで一緒にいられることに感謝しながら、結構平和暮らしている。

我ながら、つくづくうまくできた性格じゃないかしらと思う。

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