2011-02-27

解散mae三十路前の自分マジ泣き@渋谷クアトロ2.23

一人で遅刻していった、後ろの入り口近くでぎゅうづめで、暑い空調の中で。

ラフな格好したメンバーが、自分が年取った分だけ年取った顔して、人だかりの向こうで演奏していた。

everglowが出てから、もう何年だ、6年か、ここにぎっしり詰まった観客の一人ひとりが、

その6年分だけ若い自分maeの思い出があって、それを無意識に反芻しながら今ここで耳傾けているのかと思うと、

年月の重なりと、そんな感慨も飛び越えていつまでもしい音楽とにもう泣けてきた。

途中から全然知らない周りの人たちも号泣してて、

from Toledo to Tokyo, the words were scribed on every page and…のくだりでぐっときて、

アメリカの片田舎から来た僕たちに日本のファンたちはよくしてくれました、というMC聴いてまた泣けた。

6年後、自分が成長したのかどうなのか分からいままの2011年maeさよならを言って帰っていった。

どこに? 自分らの心にか。まさか。それは自分の思い出だけだ。

社会に出て、自分もひねくれてしまった中で、変わらずエヴァーグロウだったものを見たのがこの日だった、

いや、思えばmaeはずっとそういう音楽だったのだ。心の中の耳に残るもののひとつ

2度のアンコール終わっても、照明があがっても、最後まで手を振っていた。

自分CD買ってライブ行って彼らに貢献したのか、いや、対価っていうんじゃなく、

もっといろんな美しいものをもらっていたような気がする。

感傷かもしれんが、人生ひとつあってくれてよかったっていうものって例えばmaeだったよなあと思う。

明日からも頑張るか、はったりの掛け声だけでも、

ipodに突っ込んだmae聴きながら仕事行こう、多少足音だっていかもしれないじゃないか

ありがとうでは言い足りないほどだ、mae好きだったよ

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