2021-05-25

フランス人との会話

増「Allez opi omi!!クラッシュすごかったねー」

仏「お前で5人目だよ。何でじゃぽんではそんなにアレが話題になってんだ?」

増「そりゃ絵面がマスコミ受けするからじゃない?」

仏「ツール・ド・フランスは120年の歴史があるんだぞ。その歴史からすればあんもの珍しくもなんともないんだが」

増「観客がグループ妨害するのが珍しくないの?」

仏「プロトンと呼べ。いや珍しくないのはchuteの方よ。自爆8割、観客2割ってとこかな。

  ただ2割っつっても観客が写真を取ろうと近づきすぎて距離感見失って衝突、なんてのは珍しくはないわ」

増「2割ならまあすくないんだろうけど、何でアレを禁止しようとしないの?」

仏「いいか増田世界スポーツのTOP3は1位がオリンピック、2位がサッカーワールドカップ

  そして3位がツール・ド・フランスだ。(増(ホントかよ…))

  イベントであり祭りなんだよ。これを見ろ。

  https://www.youtube.com/watch?v=E2C0N7v1eP0

増「Oh...」

仏「この臨場感が良くも悪くもツール・ド・フランスだ。

  しかも1バルも払う必要がない。どこかの国でこれから始まる五輪と違ってな」

増「日本だったら考えられないね。ひとたび事故が起きたら徹底的に再発防止とか批判殺到する」

仏「それが日本の素晴らしいところだ。もちろん皮肉だぞ。

  あのな、スポーツってのは危険が伴うんだ。だからエキサイトするんだろ。

  ツール・ド・フランスの山の下りなんか120km/hで走るんだぞ。

  自爆なんかしょっちゅうだ。

  それでもやりたい、みたいって連中がいるからこその祭典なんだよ。

  カオスから良いんだ」

増「日本ではなぜ再発防止をしないのかって意見が大半だよ」

仏「お利口さんが言ってるだけだろ?」

増「まあそんなところかな」

仏「お利口さんはディヴェルシテがどうのこうのと散々言っておきながら、

  結局日本の枠組みでしか捉えられないのがお利口さん限界さ。

  多様な文化としてツール・ド・フランスを見るどころか規制対象しか見えないんだろ?

  何でこんな事故が起きるのかって?ツール・ド・フランス歴史を繙けばすぐに分かることじゃないか

  分かりもしないし調べもしないのに知ったかぶって再発防止がブラブラブラだのと笑わせるぜ、

  そもそもツール・ド・フランスは昔はクラッシュしても修理は自分でやるのに今は後ろにメカニック追随してすぐに直してもらえるし、

  走る距離も短くなっていってるし、昔に比べて守られてばっかでどんどんぬるくなっていってblablabla...」

増「と、ところで文化クーポン券みたいなのがフランスで配られてるんだって?」

仏「よく知ってるな。マクロン共和国大統領閣下ステキバラマキ策だ」

増「日本漫画が買われているってことでこっちでもニュースになってるんだよ。

  文化お金を配るなんてさすがアートフランスだってみんな言ってるよ」

仏「お前も皮肉がうまくなったな。・・・本気で言ってんのか?

  pass cultureをヤングに配ったところで美術館グランドミュジックだに行くわけねーだろ。

  1に漫画、2にゲーム、3にディスクだ。

  フランス日本についで世界で2番めにオタク文化を消費する国だぞ。

  クーポンがボザールへのカネだと思ってんなら日本キューフキンはゼンにでも使うのか?」

増「(ちょっと違うと思うけど)」


今日覚えた単語

peloton:走者の一団。troupeauって言ったら笑われた

chaos:カオカオっていうから何のことかと思った

chute:転落、下落。物理的な転落の他、経済の失速にも

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