2020-09-12

不動産投資における資金計画って頭がおかしいと思う。

以前不動産投資に関する投稿を書いて「お前はネギを背負ったカモだ」と罵倒された増田です。とりあえず「東京オリンピックが失敗したら都内不動産価格は下がると思っているので、今は不動産投資なんてやりたくありません。」と言って営業を引き下がらせたけど、万が一東京オリンピックが無事開催されて都内不動産価格が維持された場合のために、営業を追い払う用の理論武装をしたいので投稿する。

住宅雑誌とかで紹介されている、マイホームを買いたい人向けの資金計画では、「物件価格の何割分かと諸経費が支出できるように頭金を用意しましょう」「5~10年程度の金利固定のローンを借りて、余裕があれば繰り上げ返済をしましょう」みたいに書いてあったと思う。そして自分はその理論を信じて自宅マンションを購入し、せっせとローンの繰り上げ返済をして来たので、不動産投資資金計画が雑過ぎて理解できない。

不動産投資業者宣伝文句は「初期投資ほとんど要らない」「リスクは株などより低い」なんだけど、頭金も諸経費も準備せずにフルローンで何千万もの借金を背負うこと自体リスクでなくて何なのかと思う。親戚がかつてそのような話に引っかかり、設備修繕費やら何やら金を使わされた挙げ句、当該物件が取り壊されることになって、危うくローンの残債より安い値段で買い叩かれそうになったが、何とか交渉で残債相当分の値段で買い取らせてローンだけが残る事態を免れたと聞いて不動産投資は怖いと思った。

マイホームの購入と不動産投資の違いは、「自分で住むのではなく、他人に貸して家賃をもらい、それでローンの返済や管理費などを賄う」というところだけではないのか。マイホームを買うときに頭金が必要なのは、ローンをなるべく少なくして、借金を払う期間を短くするためと、万一その物件を手放す事態になってそれが購入時より値下がりしても、ローンの残債が残る事態を防ぐためだと思っていた。

不動産投資の「頭金も諸経費もローンで賄えば良い」という理論は、「不動産歳月とともに老朽化し、価値が落ちる」「不動産には定期的なメンテナンス必要であり、そのためには経費がかかる」という当然の事実無視していると思う。たとえ物件の購入時に新築もしくはそれに近い状態で、それなりに高い家賃で貸すことが出来たとしても、老朽化に伴い物件の魅力が落ちて家賃を下げざるを得ない事態は起こりうる。

から最初家賃はローンの返済額プラスアルファだとしても、家賃が下がったとき対策をしておく必要があると思う。ローンの金額を少なめに設定できれば管理費修繕積立金固定資産税賃貸から捻出できるし、何かメンテナンスお金必要になっても自腹で負担する金額が減らせる。

資金が潤沢な人は、敢えて投資マンションを購入して借金をこさえ、それを経費として申告して節税対策にするらしいが、マイホーム用の住宅ローンより金利の高い借金をして、銀行やらローン会社に払う余計な金利の方が、節税できる金額より高かったりしないのか。

不動産投資というのが金持ち向けの道楽に過ぎないのか、普通収入しかないサラリーマンがこういう投資話に引っかかる理由は何なのか、謎は尽きない。

  • ひっかかる人は「欲に目が眩んでるから」 ネガティブなことをポジティブにとらえてしまう痘痕も靨 あえて言うなら「引っかかるべくして引っかかってる」 ドMか破滅願望でもあるんじ...

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