2019-08-18

おしゃかさまを1年ぶりに聴いたから、「天気の子」について書いておく

一言でいうなら「このご時世メガヒットするのは『あそびのあるもの』」なんだな。

--

たとえば。

仕事がら1か0か、明確にできるものはするのが普通って思っていて、18時が定時ならその時間にあがるのが常識最近まで思ってたのだが。

「もうちょっといたら残業つくから、いればいいんじゃない?」

ってスタッフに言えることが結構いい空気を作るって事例を目のあたりにして。

詳細をぼやかすこと(抽象性を持たせる)や余裕を確保することで、長期的にいい結果を発揮することもあると学んで。

--

この映画なんてまさにそれ。

音楽RADWIMPSにおまかせ。J-POP垂れ流し状態

企業タイアップ代理店におまかせ。どこもかしこ企業ロゴ

主人公キャラ設定→細かい拘りは皆無。皆が投影できるキャラ。※注

キャラクターデザイン→外注

--

そうなんだよ。

この時代選択肢無限にあるこの時代に、例えばシンコジラ庵野みたいに、自分の「イズム」にこだわり続けていても、メガヒットにならない。

皆の平均点とれる作品、そういうものが、広く伝わる。皆で物語を共有できるんだ。

まあ、それはそれでいいんだと思う。

--

もちろん

・定評がある美背景描写コンボを、「十分な」予算でキメる(3D花火とかな)

・「中二物語」な脚本RADWIMPSスクリプトドクターを注入して完成度高める

クライマックスは丁寧に、重ね塗りのアウトプットを収める

あたり、押さえどころはちゃんとやっているわけで。

それでいいんだと思う。

--

というわけで、映画っていっても、制作陣と同じ中年からすると、知っているものばかりで構成されているから(見たことあるやつ)、レビューとか書こうかな~って思いながら観てた。

若い人、観ればいいと思う。おしまい

※注 エロゲありがちな自意識過剰唯我独尊男尊女卑、そんなイタいヤツを観る前期待してた

補足

https://anond.hatelabo.jp/20190818130251

記事への反応 -

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん