2016-07-04

家族存在意義

子供が生まれて一ヶ月になる。妻は外国人で、俺らは海外に住んでいる。

妻はシングルマザーで連れ子がいる。俺になついているので全く問題はない。

妻の母ちゃんが子育て全面的に手伝ってくれている。手伝ってくれているというか子育て家事の中心は妻の母ちゃんだ。

俺が住んでいる国は日本と違って社会保障が弱い。働けなくなった老人は基本的子供に面倒を見てもらう。

面倒を見てもらう子供がいない老人は浮浪者になり、最終的に餓死するか精神的に追いつめられて自死する。

からみんな子供を生むのに必死なんだけど、それは別の話題なのでここでは割愛する。

妻の母ちゃんももういい年だし、失業率の高いこの国ではいい年の女性の働き口なんてもの存在しない。

要するに無職だ。年金はあるけどそれだけで生活できるような金額ではない。

それで、母ちゃんの生活全般を面倒見る代わりに子供の面倒だとか家事全般を担ってもらっている。

日本だと社会保障がしっかりしているし定年後にも働き口がないということはないから、親が子供に養ってもらうことも、子供が親に家事を手伝ってもらうことも少ないと俺は思っているし、それは本当はあんまり良くないことなんじゃないかと思ってる。

社会帰属していたとしても、それだけで生活できるような環境ではないが故に人は家族をつくり、家族で助けあって生きることになる。しかし、社会が個人をしっかりと保障するならば家族は助け合う必要がなくなる。

その状況において家族とは、単に面倒な相手集団になってしまう。子供が宝なのは将来自分が稼げなくなったとき保険からだ。

からといって子供がいる老人には年金支給されなくなるような未来は、老人が死ぬ気で反発するだろうからたぶん起きないだろう。

そう考えると日本はどんづまりな気がする。どうするべきなんだろうか。

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