2016-02-15

大学事務ハラスメント対策部署で働いていたときの「バレンタイン」をめぐる思い出

さて、バレンタインも一息つき、水を差すような落書き

あれは私が、中堅大規模大学の人事でハラスメント対策仕事をしていたときの話。

あるとき、「教職員の間や教員学生の間でのバレンタインプレゼントは、それ自体ハラスメントではないか。そうでなくてもセクハラアカハラの温床になるのではないか」という問題提起教員のお一人からなされた。

わたしは、その職務を下っ端として任されており、様々な情報収集した結果、「たしか問題点がある」と学者先生意見に納得した。

しかし、ハラスメント対策意思決定機関教授陣が占めており、あくま事務屋はサポート役。しか事務方上司は「バレンタインハラスメントなんて学者の極論」と相手にしない。

結果、人文系社会科学系の教授陣の一部は理解を示したものの、大半の教員問題点を軽視ないし無視し、議題はお流れに。

とりわけ、法曹出身の実務家教員は様々な理屈をつけて教授陣の会議の場や事務方への「助言」というカタチで議題を流そうとした。

要約すると、「叩けばホコリが出る。ホコリが出ると掃除が面倒だ」という本音を、もっともらしい法的な建前で正当化したのだった。

しかに、下手にハラスメントを自浄しようとすると学内の内紛が起きたりハラスメントの「容疑者から逆に民事訴訟を起こされたり、大学イメージが悪くなることもあるだろう。

それでも、なんだか心の中にモヤモヤとした気持ちが残る。

いっそのこと、日本の俗流化した義理チョコバレンタイン文化はもうやめにして、本来の「恋人たち特別な日」になってくれればいいのに

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん