2015-09-01

「無」を売ってみた

ステマ記事になりますが、kindleで本を出してみました。

無 菱村俊博

http://www.amazon.co.jp/dp/B013R6FGU2/ref=cm_sw_r_tw_dp_Eoz5vb0EER3WZ

なにも入っていない本です。

1月前にAmazonで「無」を販売している記事がそこかしこまとめサイトで取り上げられていたので便乗。

ただあの商品は包装に凝っていてぼちぼち値段もするので、本当の意味で「無」ではない気が。

逆にデータなら完全な形で「無」=nullを提供できるのではないかと思いだしてみました。

KDPの審査に通るかびくびくだったのですが、「無」ゆえにフォーマットのチェックなどもかいくぐりなんとかセーフでした。

ただ実際は完全にnullにすると、ダウンロード後に本が開けないという事象が発生し、

ある種本当に無を誘発することになってしまったので一部工夫がしてあります

初版を購入してくださった数名の方がにはここでお詫びします。

電子書籍の今後ってどう思います

さらはさておき、正直個人が電子書籍を出せるようになったからといって、

市販の本に勝るクオリティの内容を個人が出せるとは到底思えません。

プロの方の同人的な使用法はとてもいいと思いますが、

それ以外のkdpランキングに出てくるのはビジネス書まがいの情報商材が中心。

素人オリジナル小説は吐き捨てるほどありますほとんどがほんとに遺棄され、

うまい棒換算のおこづかいしか入っていない方がほとんどです。

そんな中ででた架空歴史ノートシリーズは私の中で結構インパクトでした。

架空歴史ノート-1 帝国史 分裂大戦編 設楽陸

http://www.amazon.co.jp/dp/B00CP7Y9IK/ref=cm_sw_r_tw_dp_jDz5vb1MN8WQF

こういった書籍こそが、個人出版電子書籍のもちうる力を前面に出した作品だと思います

そのスピード感コスト感、オリジナリティで従来の商業ベースでは到底出会うことのない作品です。

kdpが始まって数年経ちます

以来こういう電子初期だからこその面白い本がどんどん増えて欲しいと思っていたんですが、

なかなか増えない気がします。

どうしても「本」というコンテンツに縛られている本が多いと思います

一方で現実の紙媒体では円周率の本が話題になりました。

というわけで、

私の出している「無」は単なる便乗商品ですが、

これを見た人がもっと独創性のあるふざけた本を出してくれれば幸いです。

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