まー、なんか答え出てしまっているけど、なぜ、と問うた増田自身がもう自分で答えを出して納得しちゃってるので、今さら外野がなにか言うのもアレなんだが、その問いについては、ライトノベルというのは、「馬鹿にされることをみずから望んでいるジャンル」だから、という話にしかならない。
ここらへんが、「オレたちをブンガクとして認めろ!」という異議申し立てを行った、SFやミステリや大衆文学とは根本的に異なる。
なぜなら、ライトノベルというのは、マンガしか読んだことのない、マンガしか読めない小中学生に、「これならぼくでも読めそう!」と思わせなければならないジャンルだからである。
ラノベ側が「オレたちはブンガクだ!」と異議申し立てをした瞬間、「そんな難しいものぼくたちには読めません」と、このメインの読者を取り逃がすことになる。
ライトノベルとは言わば駄菓子であって、そのチープな雰囲気こそが最大の魅力であり、みんながよってたかって馬鹿にすることによってこそ、「そんな本ならぼくでも読めるかも……」と小説を読んだことのないガキを引き寄せるのである(その内容が本当に「駄」で「チープ」かはまた別の話だ)。
たとえ本人がそのつもりでも、あれはラノベのステマなのである。
だって今日から一年間、ありとあらゆる人間が、「ライトノベルは素晴らしいブンガクだ! みんな石川博品を読め!」と大合唱をはじめて見ろ。少数のブンガクオタクと引き替えに中学生が離れて速攻で滅ぶ。
そういうわけで、繰り返すが答えは、
「ライトノベルというジャンルが馬鹿にされることを望んでいるから」
ということになる。
以下余談:
「ラノベというのは、漫画でいえば少年漫画のようなものではないか。」という指摘は、半分正しく、半分間違っている。
実際「ライトノベルとはマンガしか読めない中学生が読めるマンガのような小説」であるのなら、「ジャンプに載ってるマンガみたいな小説」が、いっぱい読めるジャンルになっていてもおかしくはなかった。
……何かが奇跡的に上手くいって、ジャンプみたいな小説、サンデーみたいな小説、マガジンみたいな小説が並び、ちょっとコアな読者向けにアフタヌーンみたいな小説とかコンプエースみたいな小説も並び、そんな多様な「マンガみたいな小説」がいっぱいあって、「マンガみたい」だと馬鹿にされるから、小説より遙かに広い、マンガと同じだけの読者層を持つようになる。それが、私がかつて夢想した、ラノベの未来であった。
なぜそうならずに、
「コンプエースに載ってるマンガみたいな小説」しか読めないジャンル
になったかと言えば、これはもう単純で、シェア握ってるのが今も昔もKADOKAWAだから、という話にしかならない。
ジャンプもマガジンもサンデーも、みんなコンプエースの後追いしかしない少年マンガ界……というのが、残念ながら現在のライトノベルである。
が……それはそうと、もう少し別の形のライトノベルは、ありえたのではなかろうか、とは常々思っている。
冒頭の一文、確かにわかりにくかったので修正……。ごめんよ、ラノベ天狗、せっかく褒めて貰ったんだけど、そういう意味じゃなかったんだ……。
ラノベってのは、とにかく馬鹿にされる。 文章が稚拙で、ストーリーも粗雑らしい。 小説ではない、と言う人もいる。 小説の形式を取ってはいるが、 とにかくこんなものは小説じゃな...
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確かに一社寡占による偏りはありつつも、しかしそれを防ぐ努力はそれなりになされているよ。 角川傘下のエンターブレインがコミックビームやハルタを出しているように。
そう言ってる当人の文体があまりにひどすぎて、僕はただ嘆息せざる得ないのだ。 君もそう思うだろうと問いかけると、彼女は物憂げに窓辺に揺れる木々に目配せした。 「そうね、...
ライトノベルより更に対象年齢が低い児童書は割とブンガク扱いされてるものも多いよね。「児童文学」と言うくらいだし。 子供自ら選ぶものではなく親が買い与えるものだから? 本...
涼風ハルヒの~ しか読んだとないけど、 アニメやマンガを文字起こししたみたいだよね、 なんつーの、あの安いギャグマンガみたいなボケはやめてほしいなあ。 それで読む気が失せて...
すげー釣り。
ずれてるな。 涼宮ハルヒの~シリーズは元々ジュブナイルSF小説をライトノベルっていう枠に持ってきただけで、中身の文体もハヤカワJA(戦闘妖精雪風とか)と同じ。どちらかというと...
読んだよ。食わず嫌いもいかんと思ってブックオフで大人買い。 作者はきっと映像や絵が先にあるんだろと感じた。 まあ、それが悪いわけじゃないんだけど。
「涼宮ハルヒ」はラノベの黎明期にあった作品だけど、今のラノベとは一線を画してる作品だからそれと比較すんのはアホだよと言っておるのだ。 因みにその作者法学部出てるインテリ...
そりゃ、表紙がキモいからだよ。 一般人の二次元嫌いってお前らの想像以上だよ。
それは分かるんだけれど、一方で大洗町みたいな「何故か所詮アニメの1タイトルを町ぐるみで持て囃している」という現象も見受けられる。 上区一色村かと思うレベルで町中にアニメキ...
厨二病設定だからかな。 ・主人公が無敵 ・現世では無能で飛ばされた異世界では無敵 ・友だちが少ないと言いつつハーレム 現実的過ぎるラノベ作ったら読んでみたい、Kindle版(おじい...
「質ラノベ」でググれ。
平井和正作品はやはりラノベであると再確認しました
質ラノベを出す時点でラノベは小説に劣ってる。
基本ジャンクフードやからなあ…>ラノベ
そう質ラノベを毛嫌いするなよ。気取った奴を相手にするには便利な言葉だよ。
ほんこれ 質が低いラノベばっかりの証拠 今一番売れてるラノベ10冊持ってラノベ馬鹿にするな!って言えんのかね
米沢穂信でも読んでりゃええねん
ピザッツからBARレモンハートを、アフタヌーンから「ああっ女神さまっ」を それぞれ代表選出して比べれば、ピザッツ>アフタヌーンになるかもね。 ちなみにBARレモンハートは現在...
異議あり! アフタヌーンからは「寄生獣」とか挙げればギリギリ釣り合うくらいにはなるはずだ!
今では文学作品として認知されてる「吾輩は猫である」も出版当時は小馬鹿にされてたんやで。 有名な話だが。 そのうちラノベが教科書に載ってる未来がやってくるぞ。
既にラノベから一般レーベルに移った作品はいくつかあるからなあ ラノベ出身で一般文芸に移って評価されてる作家も ただラノベのままじゃブンガク扱いは無理だろう
ラノベ論争やってる人たち どれだけラノベ読んでるのだかしらんけど ラノベはラノベでしか表現できないことを表現するって媒体なんだから それが分からないで話してるのって無意味...
ラノベはラノベでしか表現できないことを表現するって媒体なんだから 誰がそんなこと決めたんだよ。
ラノベはラノベでしか表現できないことを表現するって媒体なんだから 誰がそんなこと決めたんだよ。 ガガガ文庫。
「ラノベから一般レーベルに移る」という時期は過ぎ、ラノベと一般レーベルの区別が曖昧な時期に入っている。 このまま進めばラノベとブンガクの区別も曖昧になりうる。
ホトトギスに連載されてる時点でラノベとは全然ちゃうやろ