プランクトンは生態ピラミッドの中で重要な役割をしてる。いなくなればたちまち生態系は崩壊する。消費だけしてるヲタクも同じだ。ピラミッドを底辺で支えている彼らがいなくなればたちまちヲタク業界は崩壊する。
もちろん生産も消費も出来るハイブリッドなヲタクは確かにいる。質の高い物を生み出せる者達もヲタクの母数全体で見れば少数だが、母数が大きいゆえに沢山いる。彼らはいわばヲタクピラミッドの上位者だ。その最上位がヲタク産業のプロ生産者達だろう。
彼ら生産者だけでヲタク産業が回せるだろうか?答はノーだ。金が枯渇してしまう。なぜなら彼らの大部分はアニメや漫画を作るために時間と金を注ぎ込んでおり、彼ら以外の誰かがそれらを買い支えない事にはその生活を維持できないからだ。
そこで登場するのがヲタクピラミッドの下層にいる消費型ヲタクだ。消費型ヲタクが生産型ヲタクの作ったものに金を払い、その金で生産型ヲタクが作品を作れるような社会環境が維持される。
ここからがいわば本題「消費型ヲタクとしての純度が高ければ高いほど、ヲタク業界外からヲタク業界にお金を引っ張ってくる力が強まる」という話だ。要は消費型ヲタクがいかにヲタク産業に貢献してるかという事だ。
順を追って説明しよう。ヲタクだって大部分は当然のように働いているのだからどこからか給料をもらうわけだ。ヲタク産業のプロはその給料の出処がヲタク業界からであり、それ以外は一般社会からだ。そしてヲタクたちはこの金をヲタク産業に注ぎ込んでいくわけだ。
もしもヲタク業界がプロ生産者しかいなかった場合、ヲタク業界に回る金、プロの給料はやがてなくなってしまう。なぜならプロが生活をするための金を一般社会に払っているからだ。そう、誰かが一般社会からヲタク産業に再びお金を回してやる必要がある。そこで消費型ヲタクが必要になるのだ。
この消費型ヲタクが一般社会からヲタク産業に回す度合いは、彼らの消費傾向が強いほどに大きくなる。彼らが「俺も同人誌とか書こうかなー」と思って生産活動に手を出すと、ヲタク産業に回るはずだった金の一部が印刷業者とかadobe(Photoshop作ってる会社)とかに流れてしまう。つまり、ヲタクとしての生産活動をしようとすることで、ヲタク産業に流れるはずだった金の一部が一般社会の方に戻っていってしまうわけだ。
つまり、より純粋に消費だけをするヲタクこそがヲタク業界を支えているという見方もできるということだ。
結論、消費だけをするヲタクはヲタク産業に無くてはならない存在であり。彼らがいなければヲタク産業は成立しない。消費だけしか出来ない自分を悲観せずに、消費をする自分を誇ってじゃんじゃんヲタク産業にお金を流して欲しい。ありがとう消費型ヲタク、君たちが養分となってくれたからこそ今のヲタク産業は存在しているのだ。
P.S
細かい所にケチをつければいくらでも叩けるような文章になってしまいましたが、内容自体は本気で言ってます。読んでくれた人、ありがとうございました。
経済学にとって、常識とも言える問題。車だってテレビだってパソコンだって、その業界で働いている人だけが買うわけじゃない。
つまりアニオタが死に絶えてくれれば、社会や企業がこんなゴミに金流すのかよと思う必要が無くなるってことかなんて素晴らしいんだ
音楽業界がヤバイって言われ続けて久しいけど プランクトンが激減してるのが大きな理由のひとつかもね 俺も作曲してみようかなーって環境揃えたけど ボカロにDAWソフト、オーディ...